いろいろ聞いたら、「ひでぶ」も「あべし」も「んちゃ!」も全然知りません。ちょっちショックでした。
で、本題です。
2月26日の「道立紋別病院 救急撤退」
3月14日の「道立紋別病院 救急撤退(2)」
の続報。結局、休日・夜間の二次救急はなくなるようですね。
「道立紋別病院 2次救急を原則中止 夜間・休日は遠軽などに搬送へ」
【紋別】今月末で常勤の内科医四人が退職する道立紋別病院(及川郁雄院長、二百二十床)は二十八日、四月からの夜間・休日の二次救急患者の受け入れを原則中止し、約五十キロ離れた網走管内遠軽町の遠軽厚生病院などへ市外搬送することを明らかにした。
道医療政策課によると、道が地域センター病院に指定する道内二十五病院で、夜間・休日の二次救急患者の受け入れを制限するのは初めて。
四月以降、道立紋別病院が夜間・休日に受け入れる二次救急患者は、十五歳以下の小児科患者、妊産婦、現在通院中の重篤患者のみ。平日の日中は通常通り受け入れる。昨年四月から今年二月までに、同病院から紋別市外に搬送された二次救急患者は百二十七人だった。
同病院の常勤医は四月から、精神科医と消化器内科医の各一人を新たに加え十人体制となる。夜間・休日の一次救急患者は四月から、同病院を含む市内十病院が輪番制を組んで受け入れる。十月以降の体制は、紋別市や地元町村、道で検討を進める広域連合の進ちょく状況を踏まえ判断する。
宮川市長は「遠軽厚生病院から、できる限りの協力をするという了解を得た」と述べた。
(2008年3月29日 北海道新聞朝刊)
「市、道立紋別病院、医師会が記者会見〜一次救急、当面9月まで維持」
紋別市の救急医療体制が4月から変わる問題で、紋別市、道立紋別病院、紋別医師会、紋別保健所の4者は28日、重症患者などの二次救急の受入れについて遠軽厚生病院に協力を要請。その結果「できる限りの協力をする」と了解を得た。
同日夜、市、道立紋別病院、紋別医師会の3者が紋別市役所で記者会見して発表した。今後は北見赤十字病院や名寄市立病院などにも協力依頼を行う予定だという。
道立紋別病院の4月からの夜間・休日の救急については、これまで行ってきた二次救急を休止し、紋別医師会の輪番体制に道立紋別病院が加わる形で一次救急に限って対応を行っていく体制となる。ただ輪番の期間については今年9月までとしている。
一次救急への対応を当面9月までと限った意味について道立紋別病院の及川郁雄院長は、医師の疲弊を訴え「我々も紋別医師会も、いつまでもズルズルと続けていられない。一次救急は紋別市が考えるべきことで、我々も人材不足が厳しいなか、(9月以降も)要望通り応えられるか分からない。市が救急センターをつくるなどの考え方もあるだろう。(現在、西紋5市町村と道で協議を進めている)広域連合では救急を担うセクションも予定されているので、今後の取組みに期待しているし、その進捗を見たい」と述べた。
及川院長は広域連合の設立に期待する一方、その協議がはかどらなければ今後の紋別市の救急体制が崩壊することも示唆した。 紋別医師会の小林正司会長も「当面、我々の輪番制に道立紋別病院が加わっていただけることは、我々の負担軽減というメリットもあり、感謝している。ただ、地元医師会も医師の高齢化が進んでいて、平均年齢が65歳で、当番医の最高齢が80歳になるなど、厳しい状況にある。医師会としても平成9年頃から、市に対して将来の救急は大変なことになる旨を伝え、対策を求めていたが、市から具体的な対応策は示されなかった」と市に対する不満もにじませた。 当面は、市、医師会、道立紋別病院、紋別保健所の4者で合意した、一定の救急ルールにのっとり、患者数などの推移を見ながら対応にあたっていくという。
ただ道立紋別病院では平日の日中の救急についてはこれまで通り受け入れるほか、小児科や妊産婦の二次救急の受入れは行っていく考え。及川院長は「大幅な縮小となるが二次救急を完全にやめるわけではない」と話した。 宮川良一市長は記者会見で、依然として非常事態であることから「不要不急の救急車は利用しないでほしい」と市民に呼びかけると共に「広域連合の実現に向けて、道からの人材派遣も期待しているし、積極的に取り組みたい」と決意を述べた。
(2008年3月29日 北海道民友新聞)
はっきりとは書かれていませんが、二次救急に関して、道立紋別病院以外の紋別市の医療機関が対応するようではないですから、紋別市とその周辺の夜間・休日の二次救急は遠軽町へ直行なのでしょう。
遠軽厚生病院のHPを見ると、病院規模はこのようです。
遠軽厚生病院
病床数 一般296床(ICU 4, CCU 2, NICU 6含む)
療養50床
診療科 14科(カッコ内は医師数)
内科(6)・循環器科(4)・小児科(4)・外科(5)・脳神経外科(2)・整形外科(3)・産婦人科(3)・皮膚科(2)・泌尿器科(2)・耳鼻咽喉科(2)・眼科(1)・麻酔科(3)・放射線科・リハビリテーション科
看護配置 一般病床 10対1
療養病床 25対1
この陣容で、地元の救急分に加え、紋別からの小児・妊産婦以外の二次救急患者にも対応するわけですか。
大丈夫でしょうか?
でも、大丈夫かどうかは、予想される搬送件数などがわからないと判断のしようがありません。
というわけで、紋別市と遠軽町のHPからデータを拾ってみました。他に見つからなかったんです。
出典 広報えんがる2008年3月No.30より「平成19年火災・救急件数」
平成19年度版紋別市統計書「第16編 消防・警察・司法」

これで見ると、両自治体とも、救急車の出動件数は同程度です。
地域も近いですから、救急出動のうち、一次・二次・三次救急の内訳も同じくらいと推測してよいと思います。
搬送前の段階で、一次と二次・三次の切り分けが適切に行われないと、大量の一次救急患者まで遠軽へ運ばてしまいます。
そうすると遠軽厚生では、夜間・休日の急患がおおよそ2倍になる、という予想ができるのですが・・・。うわ〜、なまらきつそう。
従って、遠軽厚生病院の医師が倒れないためには、一次と二次・三次の切り分けをすることが必須と考えますが、上記の記事からは、そのあたりがよくわかりません。きちんと考えていることを祈るばかりです。
加えて、
医師の高齢化が進んでいて、平均年齢が65歳で、当番医の最高齢が80歳になる
だそうですから、このままだと、何もしなくても5年もすれば、高齢化で紋別の医療は自壊する可能性もありそうです。二次どころか、一次救急も対策を講じないと大変です。
というか、もう「丸出だめ夫」かもしれませんが。それとも「どうにもとまらない」かな?
2 コメント:
お久しぶりです。
MRさんからのネタです。4月から一次救急を道立と地元開業医さんが合同でするようになり、内科系地元開業医さんの負担が増えているそうです。外科系は個別にたのむと道立の先生が2次代わりに引き受けてくれることもあり救急をまわすメンバーが増えた分少し楽になったのですが、内科系はコンビニ救急はそのままで道立病院のバックアップがなくなった上、無床診療所にまで心肺停止患者が運ばれるようになり負担激増とのこと。平均年齢が65歳の開業医さん達が立ち去るのも遠くないことでしょう。
ハーフドロッポ様 情報ありがとうございます。
このお話の通りなら、終局も近そうですね。報道からは、地元市民の声が聞こえてきませんが、コンビニ受診が変わってないのなら、なんとなく想像できます。
コメントを投稿