ちなみに、昨年のはここ(「2009年道内研修医マッチング結果など」)
まず、道内の研修医マッチング数の推移。この4年、順当に研修医数が減っております。2007年と比べると約2割の減で、特に大学は4割強と激減です。

大学別に見ても、どこも似たような傾向のようです。

人口規模別に見ると、都市部での減少が目立ちます。結果として、都市と地方での研修医の偏在が緩和されてきた格好になります。

北海道を初期研修の場として選ぶ研修医は年々減少しているようです。
医師数云々を論じる際は、初期研修医よりも、それ以降、後期研修医や中堅医師の動向が大事だと感じているので、あまりマッチング結果でどうこう言う気が湧きません。とはいえ、研修医がいないと、それだけ中堅医に負担がかかり疲弊するのも確かなので、軽んじる気もありませんが。
本年は大学病院でのマッチングが激減しており、大学病院の中堅スタッフの労苦が忍ばれます。
こちらの記事だと、現時点さえ、札幌市内の勤務医の4人に1人は過労死水準を満たしているそうですし。「とくに大学病院のような病床数の多い病院の医師が有意に高い」のだそうですよ。
「勤務医4人に1人 過労死リスク〜札幌市勤務医協議会アンケート調査」
長時間労働 過酷な実態
札幌市の勤務医の4人に1人以上が、長時間労働で過労死のリスクを抱えている—。同市の勤務医でつくる札幌市勤務医協議会(工藤靖夫会長、280人)が5日までに、市内の大学病院、国公立病院、民間病院などの勤務医を対象にしたアンケート調査の結果を発表し、勤務医の過酷な労働実態を明らかにしました。
過労死の認定基準として労働時間については、発症前1カ月におおむね100時間を超える時間外労働がある場合などに危険性が強まるとされています。
同会の調査によると、過労死の危険水準に相当する週25時間以上の時間外労働をしている医師(週平均労働時間64時間以上)は、回答した822人の28%(230人)いました。内訳は64時間以上〜80時間未満152人、80時間以上〜100時間未満55人、100時間以上23人(表)。
同調査は4千人を超える勤務医に用紙を送付し850人が回答。女性勤務医、病院種別、診療科別など四つに分けて分析しました。
疲労度では「卒後臨床経験の浅い、年齢の若い医師に強い傾向」で、「とくに大学病院のような病床数の多い病院の医師が有意に高い」としています。
(2010年9月6日 しんぶん赤旗)
あと、道内医科大学が導入している『紐付き奨学金』や『地域枠』による医学生が初期研修に入る4、5年後あたりがどうなるか、興味が湧きます。
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